風邪のひき始めは自力でなんとかしたいと思いませんか?
風邪やインフルエンザの季節、予防対策とっておきたいですよね。
「はちみつを食べると風邪ひかない」って昔おばあちゃんに教えられました。広く民間療法としても有名な「はちみつを使った風邪予防」の効能をレシピとあわせてご紹介します。
もくじ
はちみつは百年前は薬だった!?
「砂糖よりは体によい甘味料」という印象のはちみつですが、古代ギリシャの有名な医者「ヒポクラテス」の時代は貴重な抗菌剤として「薬」の存在でしたが、医療の発展とともに次々と画期的な新薬、抗生物質などができてはちみつの役目はどんどん薄れていきました。
しかしそこで問題が。「抗生物質が効かない」耐性菌が現れたのです。菌も自分たちが生き残るために耐性を身につけてきたんですね。
医療の現場は困惑、散々悩んだ末、昔の偉大な医学の父「ヒポクラテスの教え」に立ち戻り「はちみつ」を使ってみると…みるみる効果を得られた。という歴史があります。
こうやって、今では「はちみつ」の効能はあらためて見直されることになり、医療現場でも注目されることになっています。
このことから家庭でも風邪予防やのどの痛み、体調管理などに「家庭薬」として活用できるのはうなずけますね。
はちみつが風邪に効く理由
みつばちが花から花へと飛び回り、集めてきた花蜜はみつばちの身体を通すことによって酵素が加わり、また巣に格納した後、羽をブンブン回して濃縮、とろりとした栄養豊富な蜜に仕上げます。
はちみつの一番の特長である強力な抗菌作用で風邪や他のウィルス、たくさんのばい菌を退治し、傷んで炎症を起こした粘膜を修復します。
またビタミン類も豊富でまるでマルチビタミンのサプリのよう。ただ、ビタミンCは充分ではないため、よく「はちみつレモン」という商品が出ているようにビタミンCが豊富なレモンなどを加えるのがおすすめです。
からだにいいはちみつとは?
はちみつの効果をえるために必ず抑えておきたいのが「本物のはちみつを選ぶこと」です。
からだにいいはちみつは「精製や加糖、加熱のないもの」。
「酵素やビタミンが生きている天然の純粋な完熟した」はちみつでなければ効能は
ほぼないからです。
スーパーで大量に安価で売られているはちみつにある「純粋」という文字。
(全てではありませんが)残念ながらラベルで「純粋」と書いていてもそうとは限らないんです。
制定元の「全国はちみつ公正取引協議会」のルールによって工程や加熱の違いがあっても文言統一されているため、区別がつかないんですね。
唯一の正しい選び方は「信用できるメーカー、養蜂家。はちみつ専門店、メーカー」に作られたはちみつから買うこと。になります。
実直にからだにいいはちみつをつくっているところは必ず蜜源や、工程の具体的な方法などを開示しています。
公式ページや実際の情報を得て正しいはちみつを選んで下さい。
はちみつの効能とレシピ
はちみつあめ
- 天然ハチミツ 小さじ1杯
- ビタミンCパウダー 少々(アスコルビン酸)
- スプーン(ステンレス以外の金属はさける)
はちみつをスプーンで小さじ1小皿にとりパウダーを小さじ8分の1ほど混ぜて楊枝などでかき混ぜる。
はちみつを作る過程で唯一失われるのがビタミンC。ビタミンCパウダーで補うのはおすすめ。
<効能>
抗酸化作用、抗菌作用、風邪予防、免疫強化、活性酸素抑制、肌の紫外線対策
<コツ>
レモンパウダーの代わりに下記の好きなフレーバーに変えるとさまざまな作用が加わります。
- 緑茶の粉末…体脂肪、血圧の調整作用、口臭予防
- シナモンの粉末…歯周病予防、口臭、冷え性対策、血糖値調整(※シナモンは妊婦さんはさける)
- アロエ粉末…便秘緩和
他のバリエーションとして、生姜の粉末、ココアパウダー、すりごま、きなこの粉末なども食材の薬効と合わせて好みで混ぜると楽しいですね♪
気に入ったからと言って粉末は入れ過ぎに注意です!小さじ8分の1から2分の一を目安に加えて下さい。
はちみつレモン(ホット)
- お湯 200cc
- 天然ハチミツ 大さじ1
- レモン汁 小さじ2
カップに注いだお湯に他の材料を混ぜるだけ。アイスにしたい場合は
粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす。
<効能>
はちみつレモンあめと同じ
はちみつ酢ドリンク(500ml)
- 天然はちみつ…100ml
- 天然醸造酢…大さじ3
- 水(上の2つを混ぜて500mlになるよう水を加える)
酸っぱいのが苦手な人は割合を調整。
<効能>
疲労回復、血圧の安定、脂肪燃焼効果など
天然醸造酢の種類によって効能は違います。リンゴ酢、黒酢、柿酢など好みに合ったもので合わせると良い。
酢に含まれるカリウム、ミネラル、アミノ酸や酢酸などがはちみつと相乗効果をうむ。
はちみつドレッシング(野菜にかける)
- 天然ハチミツ 小さじ1
- 天然醸造酢 小さじ1
- 天然オイル(※)小さじ1
- 岩塩などの天然塩 0.3g
よく混ぜて溶かす。
※天然オイルとは
例)アーモンド、くるみなどのナッツ系のオイルや、オリーブオイル、アボガドオイル、アルガンオイルなど好みのもので。
<効能>
- 体調を整える
- 各種ミネラル、ビタミン、必須アミノ酸などの有機酸補給に。
まとめ
風邪の初期症状のうちに何とか治す術を知っているだけで流行の時期でも少し安心。強力な抗生剤を飲む前に、天然のはちみつを家庭薬として活用することでからだに優しい手当ができます。
たくさんの効能があるはちみつを使って風邪に効果のあるレシピをぜひマスターして元気な毎日を送りましょう♪
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