「大人の粉ミルク」が今、ジワジワ人気上昇中です。でも大人向けをわざわざ買わなくても「赤ちゃん用粉ミルク」を大人が飲んだらダメなの?違いは?赤ちゃん用粉ミルクを大人が飲むとちょっと困ったこんな訳が…。
もくじ
赤ちゃん用の粉ミルク、大人が飲んだらダメなの?
「開封してしまった赤ちゃん用粉ミルク、栄養豊富で体に良さそうなので大人がコーヒーに入れて飲んじゃおう…。フレッシュよりはいい成分が入っているし、健康に良さそうよね。」
「赤ちゃんがすくすく育つ栄養満点の粉ミルク、健康維持に大人が飲むと良さそう」
と思うのはごもっともです。
でも!!じつは大人が飲むとこんな困ったことがおきる可能性があります。
赤ちゃん用粉ミルク、大人が飲むと…
- 乳糖が多めなので下痢をしやすい。
- 味が薄い
- 食事の取れない赤ちゃんにとっての完全食なので必要な栄養成分が違う
赤ちゃん用粉ミルクは離乳食前の栄養補給源で母乳の代わりです。
食事のとれない赤ちゃんが成長するための必要とされるすべての成分が入っています。
大人は普通に食事しますよね。
そんな食事も普通にとれる大人が赤ちゃん用粉ミルクをとる必要がないですし、脂質などを多くとってしまうことになりかねません。
また、牛乳を飲むとすぐにお腹を下してしまう人は特におすすめしません。
味も薄く、大人がおいしく飲むなら数倍の量が必要です。
どの時期の赤ちゃん用粉ミルクかによっても栄養成分は違ってきますが、
体に悪いものではないですが、大人がとるものでもないということです。
でも、コーヒーに入れて飲むくらいなら、余った粉ミルクの利用法としては大丈夫な範囲でしょう。毎日の健康のサポートとして赤ちゃん用粉ミルクを飲むことはやめておいた方がいいですよね。
ただ、粉ミルクって親しみやすく、牛乳をベースにしていることから利用したいと考える人が多く、
- 赤ちゃんが飲むものだから安心。
- 栄養豊富な成分がいっぱいだから健康維持に利用したい。
と、粉ミルクメーカーに
「大人が赤ちゃん用粉ミルクを飲んでも大丈夫ですか?」という問い合わせが後をたたなかったため、大人向けの粉ミルクを開発することになったそうです。
もし、赤ちゃん用粉ミルクでも大人がどんどん飲んでいいのなら、「大人もどうぞ!」とそのままおすすめしますよね。それではなく、大人が飲んでも大丈夫な粉ミルクを開発したということから赤ちゃん用はこれから成長する、食事のとれないあくまでも「赤ちゃん向け」という証拠です。大人向けは改めて作りますから〜〜。ということです。
そしてできたのが大人用粉ミルク。
大人の粉ミルクと赤ちゃん用粉ミルクの違い
大人の粉ミルクは
赤ちゃん用に比べ、栄養過多にならないよう、脂質を抑え、たんぱく質を多くするなど、大人やシニア層が必要な栄養成分を加えて、健康維持や美容のサポートができるように開発されたもの。
赤ちゃん用粉ミルクは
主要成分は牛乳で、母乳の代わり。母乳に含まれないものは減らし、牛乳になくて母乳にだけある栄養成分を追加して作られる。食事のとれない赤ちゃんの成長に必要な栄養成分がすべて入っている。
どうでしょうか。それでもあなたは赤ちゃん用粉ミルク、飲みますか?
余ったもの利用ならまだしも新たにわざわざ「赤ちゃん用粉ミルク」を健康のために買うのはやめとこ〜と思いませんか。
「大人用粉ミルク」雪印、森永、救心製薬 ざっくり比較!
今「大人用粉ミルク」を出しているのは
- 雪印ビーンスターク「プラチナミルク」3種
- 森永「ミルク生活」
- 救心製薬「大人の粉ミルク」
明治乳業からは今の時点(2018年4月)調べた限りでは出ていないようです。
雪印ビーンスタークの大人の粉ミルク「プラチナミルク」
内容量 : 300g
希望小売価格 : 2,400円(税抜)
11種のビタミン、8種のミネラル、DHA、たんぱく質
原材料:
脱脂粉乳、デキストリン(でんぷん糖化物)、植物油(パーム核油、パーム油、カノーラ油、大豆油、ガラクトオリゴ糖液糖、乳糖、全粉乳、乳清たんぱく質濃縮物、精製魚油、酵母/クエン酸、炭酸マグネシウム、L-テアニン、炭酸カルシウム、炭酸カリウム、ビタミンC、ビタミンE、ピロリン酸第二鉄、ビタミンB12、ビタミンD、(一部に乳性分大豆を含む)
- プラチナミルク「for バランス」栄養バランスをサポートする
- プラチナミルク「for パワー」 筋肉や骨の材料となる成分を配合
- プラチナミルク「for ビューティー」 コラーゲンやセラミドなど配合
味は
- やさしいミルク味
- ポタージュ味
- 抹茶ミルク味
森永乳業の大人の粉ミルク「ミルク生活」
360g
2000円(アマゾン価格)
カルシウム ラクトフェリン ビフィズス菌 シールド乳酸菌®
原材料名
デキストリン、乳糖、調整脂肪、乳たんぱく質、三温糖、カゼイン、難消化性デキストリン、中鎖脂肪酸油、ガラクトオリゴ糖液糖、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、ビフィズス菌末(澱粉、ビフィズス菌乾燥原末)、ラクチュロース、精製魚油、殺菌乳酸菌粉末(デキストリン、殺菌乳酸菌原末)、カゼイン消化物、乾燥酵母、炭酸Ca、クエン酸Na、リン酸K、塩化Mg、クエン酸、塩化K、レシチン(大豆由来)、リン酸Ca、加工でん粉、香料、炭酸K、V.C、ラクトフェリン、塩化Ca、ピロリン酸鉄、V.E、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.D、V.A、V.B6、V.B2、V.B1、マリーゴールド色素、葉酸、V.B12
通販限定販売。
(※2018.4月からドラッグストアなど店頭でも販売されるそうです。)
特徴は何と言っても免疫力をあげる初乳に多く含まれる貴重な成分「ラクトフェリン」が含まれていること。他にも酸や酸素に強く生きたまま大腸に届く「ビフィズズ菌BB536」が入っています。まさに大人向け。
救心製薬が出したその名もズバリ「大人の粉ミルク」
30袋 5,500円
7袋 1600円
乳糖の気になる人にはおすすめ!(できるだけ除去)ヨーグルト風味。
大人の粉ミルク 詳細を見る
栄養機能食品(カルシウム)、葉酸、ビタミンD、コラーゲン、他
原材料名:
乳清蛋白質(乳を含む)、デキストリン、還元水飴、コラーゲン含有ミネラル複合体、パラチノース加熱物、フラクトオリゴ糖、香料、クエン酸三ナトリウム、クエン酸、貝カルシウム、酸化マグネシウム、リン酸三カルシウム、グァーガム、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、ビタミンC、抽出ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンB1、葉酸、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12
まとめ
大人の粉ミルクはじわじわ大ブームを呼びそうです。足腰が弱くなる中高年世代に特に需要が多いとか。サプリを飲むより確かに安心して取り入れそうですよね。
雪印乳業時代から約60年以上にわたり母乳研究を継続している雪印ビーンスタークが40〜69歳の男女600人の意識調査から
- 今後もっとも維持させたいもの
1位 (男女とも)記憶力
2位(男性)筋力 (女性)肌
なるほど〜。ただ、命を伸ばすだけではなく、しっかりとした意識で、行きたいところへ自由にいける筋力といつまでも若々しい肌を保ちたいという思い、共感します。「健康寿命」を伸ばすためにもかつて自分の子供を育てるときに使っていた粉ミルクの応用編「大人の粉ミルク」は親しみもあり、毎日取り入れやすいですね♪
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