2018年2月27日放送の「たけしの家庭の医学」3時間ほどの長い健康情報番組。今回のテーマは「血管の老化」「花粉症の徹底対策」など興味そそるネタばかり。でも正直、答えをさくさくっと知りたいと思いませんか?
時間のない方、長時間のテレビをみるのがしんどい方のために、かいつまんで答えをまとめました。ぜひ参考にしてください♪
もくじ
血管の老化を止める科
ある部分の筋肉が血管が若返る可能性がある
その部分とは?
<答え>
腕と手の筋肉=すなわち 握力
自分の握力はどれぐらいか知りたいと思いますよね。簡単にわかる方法が二つあります。
日常よくやるある事で握力が検証できる。その方法とは?
◉瓶のふた開けが何秒でできるか
瓶のフタがスムーズに早く開けられたグループは
全員血管年齢が若いという結果に。
◉雑巾絞りテスト
水をたっぷり含ませた雑巾を絞り、どれだけ水を絞り出せるか。
一番絞れていない人が血管年齢は老けていました。
このように血管の老化と握力には深い関係があります。
血管の老化は女性の方が老けない。その理由は?
番組の実験結果では女性の方が血管年齢が若い人が多かった結果に。ではなぜ女性の方が血管の老けないのか握力から見てみると…
男性はもともと女性より握力が最高値は高いが、ピーク時からの落ち幅が大きく、女性の方が握力の最高値が低いながらも落ち幅が小さい。
その理由は
毎日の家事にありました。
ある夫婦の検証実験。
夫は週に1回ジムに通い、筋トレを行っているにも関わらず、血管年齢は老けています。対して妻は運動習慣はないですが、血管年齢は若い。なぜ?
そんな夫婦に筋電計を装着し、握力を使った回数を比べてみると、
妻は1913回、夫は893回。
妻は日常、運動はしませんが、りんごの皮をむく、食事のしたく、食器洗い、洗濯など家事でかなりの回数、握力を使っています。それが血管が若く保てている理由でした。
なぜ、握力が血管の老化と関係するのか
血管の内皮から分泌されるNOという物質が関係しています。
これは加齢などで血管が硬くなった場合でもNOを分泌させることで
柔らかくする効果が期待されているそうです。
NO、ぜひぜひたくさん分泌してほしい〜〜ですよね。
実は自分で分泌の瞬間を確認できる方法があるんです。
NOが分泌している瞬間を確認できる方法
まず手のひらを上にして、ぎゅっと強く5秒間握り、パッと開いたときにどんな色をしているか見てみます。
手を開いた瞬間、白から赤に変化したはず。
- 手を握る…血管が収縮=血管が滞ったので白くなった。
- 手を開く…血管が拡張=血流が一気に流れた事で赤色になった。
滞っていた血流が握力を緩めた事で血流が多く流れ血管壁がいつもより強く刺激された事でNOが大量分泌したというしくみです。
NOとは内皮から分泌し血管壁に作用し、血管を柔らかくする物質
というのは前述しました。
家事をこまめにするように、毎日積み重ねる事がよく、ちょっとした負荷によってNOが分泌される。かといって家事をしない人はどうしたらよいか、簡単で毎日の習慣にできる良い方法があります。
入浴中に〇〇すれば、握力を鍛え血管を若返らせる。
〇〇、気になりますよね。
それは NO分泌 ボール入浴法。
お風呂でしっかり体をあたためながら、ビニール製のボールを両手で握るだけ。
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お風呂の熱で血管が拡張している状態で、握力を使えば
血管の内壁にさらなる刺激があたえられ、NOが大量に分泌する可能性があるそうです。
無理のない範囲で何回でもOK。またお風呂以外でも気がつけばボールを握ると握力も高くなり相乗効果ありです。
なんと簡単なことでいいんでしょう〜〜。
番組の実験検証ではたった1週間のボール入浴法で夫さんの方は血管年齢が15歳も若返るという結果に。驚きの効果ですね!
早速始めなければ!ビニール製のボールを2個用意。
多分百均とかでも売っているものでいいと思いますが、楽天などでエクササイズ用のボールも楽しそう♪番組では上の画像のようにまんまるでしたが卵型もよさそうですね。とにかく握力を鍛えればいいので、モチベーションが上がるものをえらびましょう〜。
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花粉症徹底対策、名医が進める3カ条とは?
3月は花粉の季節、特に今年はスギ花粉の飛散量は昨年の倍とも言われています。せっかく冬の寒さから解放、暖かい春を楽しみたいところに花粉は悩みの種です。
ですが、番組内で名医が指摘するのは、当たり前の事をきちんとすれば症状が抑えられるという対策があります。
当たり前の対策を徹底的に行うこと、それに尽きるといいます。では名医がいうところの家庭でできる花粉症徹底対策の3カ条とは?
花粉を
2.排除する
3.まき散らさない
確かに当たり前のことですね…。でもそれが、結構むずかしい。具体策といきましょう。
【花粉症徹底対策】具体策は?
当たり前の事でも徹底的に行うという事がコツだそうです。意外に落とし穴があるようなのでじっくり教えてもらいましょう。
1.花粉を持ち込まない家庭対策法
▶︎帰宅したら花粉を玄関先で払う
帰宅後、急いで玄関にはいり、荷物をざざっとおいて、服をパンパン叩いて払っていた主婦のAさん。これは家の中に目に見えない花粉を完璧に持ち込んでいます。
家の中に入る前(玄関の外で)に払わないといけないんですね。そしてドアも閉め忘れる事に気をつけて。
▶︎アウターには毛足のながいものは着ない。
ウール系ではなくポリエステル系のものが花粉が付着しにくい。コート、上着の素材に注意。
▶洗濯物は部屋干し
または、前夜から午前中の早い時間(9時頃)までなら外干しでもOK。
花粉のピーク時間は13時から15時。そのころに洗濯物に大量の花粉がつきやすいので注意。
2.花粉を排除する対策法
▶鼻うがいをする
鼻うがいの方法
1.市販の生理食塩水を鼻からいれる。
2.口から吐き出す
「あ〜〜」と声を出しながらすることで喉に入らないようにするのがコツです。
もちろん帰宅後すぐに普通に手洗い、うがいはします。
3.花粉を撒き散らさない
▶濡れ雑巾で床を拭き掃除
いきなり掃除機をかける事はせず、まず濡れ雑巾で拭き掃除をする。
▶空気清浄機の置き場所は人の行き来の多い場所に置く。
人通りが多く風の通りのよいところがいい。
▶加湿器などで湿度を約60%に保つ
番組で検証に参加した主婦のYさんは、これらの具体策を徹底した結果、
1日18回ほどかんでいた鼻かみが1日1回に、1日25回していた咳も9回に激減。鼻の炎症反応も陰性に。
「空気がきれいになった」「家の中は快適」と明るい声。
まとめ
最後に、いろいろ医療や機器は進歩していますが
「自分の体は自分でしっかり見て、管理する」
という事が大事だと出演されていた名医がおっしゃっていました。
花粉症にしても、なんとなくこうしたらいいのかなと思っていたあやふやな対策でなく、正しい方法を徹底して行う事で結果も効果があらわれるという事がわかりました。
また握力が血管を若返りに関係していて、簡単なボール握りで改善できるなんて知ってよかったと思いますよね。すぐにでもできる手軽な方法が助かります。
中途半端に自己流でせずに、今回の改善策をご参考に快適な春を過ごしましょう♪
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